
花が大好きな高校1年生、桜野春樹。
春樹はいたって普通の学校生活を送っていた。
ところがある日、クラスメイトの持ち物が失くなる事件が立て続けに起こる。
春樹の中学からの友人で不思議なことが好きな文月乙葉は、校内の事件を解決してくれると噂の探偵部に相談しようと春樹を無理やり誘い、部室を訪れる。
そこにいたのは小柄な女子生徒、探偵部部長の長月撫子だった。
「ん?我が探偵部に何か用か?」容姿に似つかわしくない口調で話す撫子に戸惑いながらも乙葉が訪れた理由を話すと、ニヤリと笑みを浮かべ調査に動き出す。
この事件をきっかけに春樹たちは探偵部に入部し、探偵とその助手という少し奇妙な学校生活を送ることになる。
それ以来、様々な出来事に遭遇した探偵部はやがて一つの大きな事件に直面する。
それは撫子の過去、矛盾した家族の話。
撫子が過去と向き合えるようにと、春樹は必死に真相を追い求める。
春樹が辿り着いた答えは、撫子の心を解かすことができるのか。
探偵部が織りなす、笑いと涙とちょっと不思議な学園ドラマ。
